最近は活イカの通販なども出てきて、八ヶ岳でもコリコリのイカ刺しも出来る時代となりました。でも、ちょっと高いですね。
機械の高さから普及が進みませんが、日本が世界の誇る冷凍技術『CAS冷凍』によって冷凍されたイカは、かなりお手頃価格で試すことが出来ます。イカには目がない私も、ちょっと試してみました。真空パックに入って、冷凍された普通のイカですが、冷水解凍にて十数分。解凍が終わってもパック内にはドリップが全く出ません。
ハラワタまで解凍しちゃうと、捌くのが面倒になるので、早目に捌きます。身の皮を剥きますが、感触は新鮮なイカそのもの。薄皮を剥いた実は透き通り、鮮度抜群です。これは驚きです。柳刃で細切りにしていっても、新鮮なイカの感触です。食べてみても、冷凍だとは見抜ける方は殆ど無いのでは。私には、解らない感じです。
半解凍での調理はかなり楽です。イカスミを落とすのに、ザッと洗うだけで、後はキッチンばさみだけで捌くことが出来ます。イカの捌きが面倒な方も是非お試しください。
同じCAS冷凍装置を早くから導入し、業務用で展開していた愛媛の『遊子漁協』さんも、養殖マダイのフィレを販売されています。こちらは、10年も前から都心部のホテルを中心に定評有る製品です。高品質なマダイの身を、使いたいときに使えるとあって、人気が有ります。こちらも鮮度抜群。プロのシェフも、下手な鮮魚より具合が良いと、ご指名のようです。
凄い技術です。今更ながらに気付いたのですが、我が家の冷蔵庫にも、この技術にちかいものが搭載されているそうです。『瞬冷凍』という機能のようですが、-20度くらいまで凍らないように温度を落として、何かの拍子に瞬間凍結させる機能のようです。今度、釣りに行ったら、釣った物で試してみようと思っています。
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