いろんな設置条件で変動要因が沢山有りますから、あくまで概算の目安と言うことでお願いします。
南面の屋根(勾配3.5寸)、八ヶ岳大泉地域。4.8kw設置。東芝での試算です。年間の予想発電量は6335kwhです。このご家庭の昼間買電は80kwh/月平均ですから、年間で960kwh。差引5375kwh売電出来そうです。売電額は225,000円位でしょうか。(大泉の場合は予想より10%upぐらいが多いです)
夜間をあわせた平均電気料金が現在13,000円位(相当な高断熱高気密のオール電化)の家庭ですので、差引毎月8000~9000円の黒字というところでしょうか。
設置コストは45万円/kwとすると216万円。補助金が国から144,000円、北杜市から120,000円、ローンを使えば山梨県から100,000円の合計364,000円。約180万円で設置可能。これを10年のローンで支払うと…月16000円~18000円でしょうか。
電気代の支払いが無くなって、さらに8000~9000円の収入になった所で、18000円位のローン支払いなので、家計の収支としてはプラスになると見て良いのでは無いでしょうか。(電気代13000円の支出が無くなって、さらに8000円強の収入から、21000円から18000円支払い。差引3000円位のプラス)
もう少し大きくして、6kwのシステムだとどうでしょう。年間の予想発電量は7500kwh。売電額は278,000円位。実際の電気代との差額は12,100円位(収入)になります。設置コストは227万円(補助金差引後)で、ローンの支払いは21,500円/月ぐらいになります。電気代等から差し引くと3600円位のプラス)
ただし、これは設置コストが45万/kwで済むこと、大泉という太陽光発電には日本一恵まれた環境に有ることが大きいです。平野などでは、このような理想的な計算は出来ないでしょうし、東西屋根などでは30%近く効率が下がるとの事ですから、10年返済では厳しいかも知れません。
ただ、現在の買い取り制度の中で、何とかプラマイゼロに近づけることが出来る様になってきた…と言うところでしょうか。(10年後から先の買い取り金額など、全く予想できないですから…アテに出来ません)
大泉は冬の晴天率が非常に高く、温度上昇と共に効率が下がる太陽光発電では最も有利な立地条件を持っています。夏も比較的涼しいので、効率が維持できるそうです。国内でも、最も日照時間の長いエリアでもあり、本当に恵まれた場所かと思います。
オルケアでは、面積が取れるときに有利なソーラーフロンティア、効率と価格にローン制度の整った京セラ、効率重視の東芝やパナソニックを状況に応じてご提案させて戴いております。八ヶ岳での屋根では、あまり効率重視する必要が無いため、多くは京セラかソーラーフロンティアになります。特に、ソーラーフロンティアはシステムの出力に対し、総発電量が多く出ますから(他社より10~15%多いのは長坂インター近くの発電所で実証済み)、面積に制約が無い場合は最もお奨めです。価格も安いです。(殆どの場合45万/kwで行けます)
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