オルケア日記

白いける。赤微妙。

ある晩の食卓。私は家飲みでワインを開けることは殆どありません。つきあってくれる人がないので…でも、その日は珍しくワインを開けました。

『あれ？珍しいじゃん、ワインなんて。どっから？』

『聞いてびっくりするなよ。ダイソーで買ってきたさ』

『ぇええ!!!』

別の用事で、ダイソーによったらワインを売っていたので、慌てて買って見たんです。赤と白のフルボトルを各一本。一本400円でした。白はハーフなのか、クォーターなのか200円のシャルドネもありましたね。

フルボトル赤は、なんと『モンテプルチアーノ・ダブルッツォ』であります。市場価格では1000円台半ばから後半でも割安感を覚える感じが400円です。ダメ元で手を出してしまいました。プルーンの様な独特の風味があり、好き嫌いが出るかもしれませんが、400円としては上出来です。料理にもジャンジャン使えるレベルです。

フルボトル白はシチリアの白。呼称付きではありませんが、産地限定のようです。シチリアといえばグリッロという特徴的な白ワイン品種があるのですが、そうではなく、シチリアとしては軽め、普通の白ワインとしては少し風味がしっかりした感じで、悪くありません。煮物から刺身に至るまで幅広いストライクゾーンで使いやすいです。

今度はシャルドネを試してみます。んー、ダイソーでワインの時代かぁ…

 

ネットでも買えない、いい物が集まる朝市は賑やかです

高山の宮川朝市、石川の輪島朝市と中部地区を代表する朝市をたてつづけに見てきました。

街はひっそりしているのに、朝市は賑やかで、多くの人出でありました。お天気はすばらしいですが、平日だったので『どうかな？』と思いながら向かいましたが、予想以上に賑わっていました。

高山の宮川朝市では、自家製と思われる『赤カブ漬』や『千枚漬』、地元の農産物が並びます。そんな中、飴細工屋さんを発見。おじさんは色紙に筆で、上手になにやら絵を描いています。いろいろな野菜や果物を飴で再現。良くある金太郎飴や飴細工は不透明で、粉っぽい味わいが多いと思いますが、ここのは違って、透明感のある飴で、味にこだわりがある様子です。地元高山の飴屋さんの製品でして、通販では手に入らない逸品です。お値段もお手頃。見た目よし、味もよし。子供たちは大喜びです。

相変わらずの『みたらし団子』も外せません。ちょっとだけ高くなっていました。

高山ユーハイムのアップルパイも外せないですね。ボリューム満点で、ピクニックのお供に最高です。

今度は輪島の朝市。こちらは少々強引な干物の売り声が気になりますが、いい物が結構あります。中でも逸品は『粒うに』瓶詰めで売られており、一本が1300～1500円。小粒な粒うにが、塩で締めてあって、アルコール添加で保存食になっています。風味が濃く、いやな味がしない、すばらしい逸品。1500円は安いです。

この他にも、干物はいい物が安く手に入ります。いい魚を使っているかが見分けどころ。身が厚く、美味しそうなのを見つけましょう。私は、大好物のカレイとカワハギを買って帰りましたが、スーパーで売っている物とは格別な味わいでご飯が一気になくなってしまいました。一枚あたり100円前後と破格です。

どこの漆器屋さんに行っても、お箸を奨められますが朝市の中では造っているお店は一件だけだそうです。なにやら専用の機械が必要で、どこも仕入れて売っています。朝市の中ほどにある『さかた屋』さんは製造元で販売しているそうで、幅広くよい物が手に入ります。100回塗りは6000円ほどでしたが、太すぎて、使いにくそうでした。何件か渡り歩くと、相場やよい物かが見えてきます。ペアで3000円ぐらいから、本漆器のお箸になってきます。安い物は樹脂塗りです。一膳2000円ぐらいになると、桜や黒檀といった極上の素材に塗られた物になってきます。是非、お気に入りを探してみて下さい。

ネットではなかなか手に入らず、百貨店でも見かけない逸品がそろう朝市。わざわざ出かける価値があるからこそ、賑わうんでしょうね。楽しかったです!! 皆さんも是非、お出かけ下さい。

ペットボトル飲料に頼りすぎていた自分に反省…

家族で早朝からドライブに出ることがありました。最近はドライブに出ると『まずコンビニ…』となっていましたが、丁度手元に空いたペットがたくさんあるのと、眠気覚ましが欲しかったので、濃いめに紅茶を入れて、持って行くことに…

これが美味しいんですねぇ…。美味しいから一口で満足してしまうので、一日で一本持ちます。買った物は、ついガブガブっと1/3ぐらい一気に飲んじゃうんですよね。

そういえば、若い頃（まだ若いハズですが…）も良く魔法瓶にコーヒーを入れて持って行っていたなぁ…と思い出しました。最近は紅茶の多い私ですが、美味しい紅茶は時間が経っても渋くならず、一日楽しめます。ドライブには、少し甘めに作っていくと満足感が高いですね。

今回は『ヨークシャーゴールド』という、ミルクティースペシャルのようなブレンドティーを使ったのですが、今度は極上のアフタヌーンか、アールグレイで試してみようと思っています。

 飲料関係、便乗値上げっぽいですし、しばらくは自前のスペシャルで行こうと思います。

 

圏央道、東名側と6月に接続!!

思いの外早くてびっくり。今年の6月28日に、圏央道 高尾から相模原が開通だそうです!!

海老名JCTから寒川北ICへも、本年度中の開通だそうで、藤沢までは一気にいくことができるようになります。

これで、横浜や鎌倉への接続が激変しそうです。今まではここの国道16号だけで1時間から1時間半はかかっていましたので…時間によっては2時間以上かかるときもありました。これが、高速で接続となれば安定した時間でいくことができそうです。

中華街へも行きやすくなりますね。縁遠かった鎌倉へも行きやすくなります。

本年度（2014年）中には、首都高C2環状の大橋JCT～湾岸へのルートも開通予定だそうです。これができれば、羽田へのアクセスが激変します。こちらも期待十分です。

外国人で活気づく飛騨高山や白川郷

しばらくお邪魔していなかった高山。十年ぶり以上経ちますか…久しぶりにお邪魔しました。朝8時半頃着で、早くに着いたのですが、驚きの発展ぶりでした。以前にお邪魔したときには、寂れている感じが色濃く、まだまだ寂れそう…と心配になったんですが…

名物の宮川の朝市にお邪魔して納得。想像以上に多くの外国人が来ているんですね。朝市で出会った方で目立ったのはタイ、ロシア。どうでしょうか、道行く人の1/3は外国人という感じです。

平日の朝早くだったので、朝市は少しまばらな印象が強かったですが、特色あるお店が並んでいて、とてもおもしろかったです。中でも、飴屋さんは秀逸。お値段も安く、細工飴も味わいまで考えてあって『見てよし、食べてよし』。

商店街もがんばっていて、ほかでは手に入らない物が多くりましたし、おいしい物がたくさん出ていました。雑貨類も、よくある物だけでなく、おもしろい物が多く、日本人でも『またいこうね』と思う内容に成長していました。暖かくなってきたときに、もう少しディープな高山を楽しんでみようと思っています。

八ヶ岳からは、松本インターで下り、安房峠トンネルを越えて、2時間半～3時間。丁度よいドライブです。

普通酒に蔵の実力が露わになるような…

まだまだ隆盛ではありませんが、日本酒が元気になってきています。ただ、気になるのは高級酒ばかりが取りざたされているような気がしてなりません。

私が個人的に好きなお酒で『獺祭』などは、純米大吟醸しか基本的に作らないのですが、一番ベーシックな『50』は一升で2900円ほど。品質からすれば、すごく安いと思うのですが、高級酒に近い価格ですね。

最近、普通酒に驚くほどいい酒…といってよいのでしょうか。『ぉお、ここまで!!』と思う物が結構あるな…と感じてきました。とてもベタですが、『天狗舞』の普通酒（グリーンのラベル）などは、一升で1700円強。しかしながら、とても伸びのある味わいでおいしいのです。冷やしても、ぬる燗でも楽しませてくれます。天狗舞の蔵人方が、打ち上げで飲んでいたのも、普通酒でした。

山梨では『春鶯囀』の普通酒がいい例でしょうか。普通酒とは思えない、しっかりとした芯を持ちながら、普通酒らしい切れ上がりもよい心地。しっかり燗上がりするのも見事です。

最近、驚いたのは『菊姫』の普通酒『姫』。ぬる燗の時のふくよかさは絶品。到底、普通酒とは思えない味わいです。菊姫の社長さんが一番おすすめであり、一番の愛飲酒である『姫』。これには驚いてしまいました。しかも、一升で1600円ほどです。

今までは純米とか、吟醸くらいの中途半端なところから手をつけたりしていましたが、普通酒が一番蔵の実力を現しているな…と今更ながらに実感しています。日本酒もワインと一緒で、状態が味わいに大きな影響を与えることは、確かですので、状態のよい物を用意するが一番ですが、もっと普通酒でしっかりと試してみようと思いました。

八ヶ岳から丁度よい距離感…金沢や能登

新幹線の開業が近づき、活気づく金沢。意外と宿泊が安く、かつ雰囲気は色濃く関西風ということで、旅行に行った気分に十分なれること、小予算でも十分楽しめることなどから、おすすめであります。

街としても、丁度よい大きさ、地方都市としても丁度よい感じで、落ち着きと程々の利便性、城下町らしい文化がいい感じです。全体的に物価が安く感じられ、全国チェーンでない程々のホテルなら、ツインで7000円程度。シングルでも4000円前後の攻防となっている感じで、割安です。

八ヶ岳からのルートですが、全行程を高速で行くルート（直江津経由北陸道）と安房峠経由で神岡から向かうルートと分かれそうです。120km位、距離に差があって、安房峠経由でいくのもいい感じであります。所要時間に大きな差は出ないでしょう。

金沢では『三幸』（みゆき）という居酒屋がおすすめです。おでん屋さんとなっていますが、刺身もすばらしく、いろいろな物も大変美味。しかもお値段は大変お手頃です。活きのよい、礼儀正しい、金沢大学学生さんのアルバイトもいい感じです。北陸の銘酒も安くておいしいですよ。

八ヶ岳とはまた違った食文化や、海の幸・山の幸も多く、旅行感満載です。新幹線が通れば、東京からも行きやすくなりますね。