3年ぶりとなる、鼓童交流公演、無事に大入りにて終了致しました。多くの皆様のご来場、誠に有り難うございました。
今年の交流公演、今までの2回をご覧になった方は『おや?随分演出が入るように…』と思われたのではないでしょうか。チョット今回の公演は違ったんです。まず、鼓童の皆さんも、今までの学校交流公演の延長では無く、小ホール専門の交流公演班として、独立した編成として、今年初めての試みだったのです。
今までは無かった、専門スタッフによる照明演出、そして専属の監督も入りました。演奏者は7名構成と、今までの5~6名から増えています。しかも、今回は初の試みと言う事でしょうか。鼓童副代表の船橋さんをはじめ、同期の石塚さんというベテランコンビに加えて、中堅メンバーでもパワーヒッターと技術では抜きん出ている中込さん、前田さんという素晴らしいメンバーが入っていました。そこへ、実力をぐんぐん伸ばしている若手が3名という構成で、まさに万全のメンバー構成。
現在、鼓童は芸術監督に坂東玉三郎さんが入られ、大編成のツアー班は、専用の衣装をまとい、毎年色々なテーマの元、趣向を凝らした演出です。一方で、交流班(小編成班)は昔からの袢纏をまとい、トラディショナルな雰囲気。こっちを好まれる方も多いと思います。
今回、初めての交流班公演を見させて戴き、もっと積極的に多くの場所での公演を展開して欲しいと願うところです。大編成のツアー班は、一公演が数百万円になる為、どうしても1000人以上の収容ホールでの公演が多く、中々見に行けない田舎暮らしの方々へ、この素晴らしい演奏を聴いて欲しい所です。公演費用は、数十万円だそうですから、地方自治体でも招聘しやすいと思います。中々活用されない300~400人規模のホールにぴったりです。
7人編成でも、素晴らしい迫力、緩急がしっかりしていて、スピード感のある流れ。見応え十分です。
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