今回の中でも、ここは目玉でした。なぜなら、私がかつてお世話になった蒲郡プリンスホテル(廃業)の日本食の料理長をされ、名古屋観光ホテルにいらっしゃった『太田茂』氏が、昨年より『うなぎの兼光』の総料理長に就任され、大盛業店になっているとか…
一色町の港の反対側、昔から『山水亭』という豪華絢爛なうなぎ店がある筋です。『うなぎの兼光』さんは、うなぎ出荷量では日本一だそうで、一日に2万尾近い出荷量を誇る一大養鰻業者です。以前から通販は手がけていらっしゃったようで、昨夏から直営レストランを開業。所が、中々上手く行かず、太田氏へ声がかかり、立て直しに入ったそうです。
いまや、週末には200人を越える行列になることも珍しく無いそうで、一日に600人以上の来店があるときも…お店自体は、そんなに大きな物ではなく、大きなカウンターが12~14人、テーブルは4人掛けで6台だけです。
人気の秘密は、一尾を使った鰻丼で2160円、ひつまぶしで2600円ほどの価格設定と、太田氏が監修したお米から、お吸い物、お新香に至るまで手抜きの無い、見事な内容だと思います。養鰻業者直営ならではの価格です。
この時期、一番脂ののった時ですが、しつこさが無く、甘くも無く辛くも無い、見事な塩梅。焼き加減も味付けも絶品。さらにご飯が絶品です。一流料亭の味を越えるお吸い物も感激。
お持ち帰りは是非、お弁当がオススメ。蒲焼きだと、一緒に付いてくるタレが既製品の為、味が違います。
うなぎが今ひとつ好きで無かった家内と娘も、感激の味わい。巻き寿司も絶品です。春休みに平日に行こうと、既に計画中です。
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