松本に、こんなお店があったとは知りませんでした。三十数年前にフランスから移住したパティシエが創る洋菓子店『ミッシェル』。
小さなお店ですが、一歩入ると目が釘付けになること間違い無しの、宝石のような洋菓子が冷蔵陳列に並びます。精巧な装飾、シンプルでいながら物語を感じさせる素晴らしい装飾です。見事な幾何学模様のスポンジなどは『見事』としか言いようがありません。
そして、ウルトラスムースな味わい。『絹のような滑らかさ』『ビロードのような味わい』という言葉は、ここの洋菓子の為にあるような感じです。チョット、ソムリエっぽく言えば、普段飲みしているお手頃ワインから、万クラスのフランス銘醸ワインに乗り換えたような滑らかさ。
さらに、小さいながらも食べたときの満足感というと、この大食いの私が満足するレベルです。この凝縮感を出すには、かなりの手間とエネルギーが小さな洋菓子に注ぎ込まれているのだろうと思います。
あと、忘れてはいけないのが香り。味と共に素晴らしい香りを楽しませてくれるのです。
洋菓子で、ここまで感動したことはありませんでした。いやぁ、なんでもっと早くに知ることが無かったんだろう…本気ではまってしまいました。
ホテルブエナビスタから徒歩5分少々、南東方向です。道路は南からの一方通行の通りに面した、古い商店街にあります。地味なお店ですので、通り過ぎること無いように…お店前に道路が広くなったスペースがあり、そこに駐車します。
松本市、奥深い街です、ホント。
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