八ヶ岳から、木曽路は丁度良いドライブルートです。今は、中央道伊那ICから、山をトンネルで抜け、木曽福島までも直ぐに行けるようになりました。今までより30~45分は短縮になるのでは無かろうかと思います。
行きしなは、塩尻からのらくらと国道19号を使われることをお薦めします。桔梗ヶ原のワイン醸造所なども見所です。私は『五一ワイン』の林農園さんがお気に入りです。フランスのワインとはひと味違う、葡萄酒らしさがあって、独特の味わいが楽しめます。国道沿いの『シャルドネ』というレストランもなかなか美味しいです。
19号を30分ほど走っていきますと、右手にセブンイレブンと大きな建物が見えてきます。これが『道の駅 ならかわ』です。ここは、地元漆器の総合展示場のような感じで、様々な工房や作家さんの作品が二階に展示してあります。非常に良い物を安く販売もされていますので、じっくり見てみてください。私も、ここでかなり勉強させて貰いました。
ここから、旧道に入り平沢宿へ向かいます。ここは街道に面した家が殆ど漆器屋と言って良いほどです。とにかく沢山の漆器屋さんがあります。私はその中でも古くから名門として名高い『ちきりや』さんへ向かいます。ここでは、八ヶ岳に来て割れてしまった漆器の修理なども実家の方で依頼したのですが、実に良い仕事で修復されました。お値段も非常に値頃感があって、良心的です。素敵な作品が沢山あって、目移りしてしまいます。私は、蕎麦猪口などがお気に入りです。冷や酒を飲むのにも重宝しています。
平沢宿をちょっと下れば『奈良井宿』です。ここは素敵な家並みが残っていて、タイムスリップできます。妻籠・馬篭にひけを取りませんが、比較的閑静で、素敵なお店が幾つかあります。お腹が空いた方には『徳利屋』がお薦め。美味しくて、雰囲気満点です。
さてここからは少し車を走らせましょう。小一時間ほど走れば、木曽福島です。ここには美味しい和菓子と美味しい酒が待っています。和菓子屋さんは何件か有りますが、私は19号を下って木曽福島の大橋(開田高原や御岳へ行く道)を過ぎ、旧道に入って300mほどでしょうか。町並みの入口にほど近いような、関所の直ぐ先の『宝来屋』が好みですね。初夏はここの朴葉餅で決まり。そして、その直ぐ先に銘酒として名高い『七笑』があります。ここの純米酒はとてもふくよかで大好きです。さらに、ここの蔵の店先では色々な食品類が充実していて、大吟醸粕のわさび漬けなどは逸品です。とんがら味噌も名物です。取っても美味しい物が揃っているので、結構そっちが楽しみなんですね。12月頃に不定期に出るたまり漬けも素晴らしい。運が良くなくては買えませんが。
そんな木曽福島で素敵なお店があります。『たま菜』と言うお店です。京都・美山の名店『美山荘』で修行された方のようですが、お安く美味しいお昼が素敵な店内で頂けます。ちょっと良い雰囲気の割烹と言った感じです。
そんな木曽福島で折り返せば丁度良いドライブになります。道路も走りやすいですし、雨でも無ければ、素敵な木曽路を満喫できるはずです。是非、これからの季節、花粉症なんかに負けないでお出かけください。
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