昨年年初からチラホラ出ていましたが、今年ぐらいからはブレークするのでは…と思います。『遮熱』という言葉。
断熱材というのは、実は正確な日本語ではなくて、熱伝導を限りなく遅くした物なのですね。なので、外壁のように熱くなったり冷たくなったりを繰り返す場所には好適ですが、床下のように常時冷たい場所の冷たさは、いつかは伝わってきます。だから、基礎断熱をしなかったら、床は相当厚い物を入れても冷えてくるわけです。
遮熱は、文字通り熱を遮る物。今現在、出回っている物はアルミ箔のような物で、反射をする物が大半です。保冷のお買い物バックのような物ですね。
オルケアでは、床面に関しては、基礎断熱を主体に、床下断熱を併用する形を取り、問題を解決していますが、屋根面は内部を勾配天井にするなどで、懐が浅く、夏場の熱のこもりなどが心配でした。昨年建築の建物より、断熱の前に遮熱材を導入し、相当改善してきています。
この遮熱材もタダ入れればよいわけではありません。きちんと放熱できるような場所に入れ込まなくてはなりません。断熱材と同じで、扱いを非常に慎重に行わなくてはなりません。一つ一つ研究と実証を重ね、採用に踏み切っています。
遮熱材、一番の悩みはアルミ箔ですから、携帯電話の感度が低下するようです。オルケアでは現在の所、屋根部分だけですのでロフト以外では大きな影響は無いのですが、壁も入れてしまうと…ちょっと心配です。
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