いやぁ、伸びますね。草は刈っても刈っても伸びてきます。
草刈り機のご相談を多く戴くようになりました。草刈り機も、エンジンの物はかなり危険な道具ですので、十二分に気をつけて使うようにしてください。八ヶ岳エリアでも毎年失明をする人が絶えませんし、飛んだ刃などで怪我をされる方が沢山いらっしゃいます。
そんなので、あまり面積が大きくない場合は電動のワイヤー式をお薦めしています。伸びきった牧草などは繊維が固くて、ちょっと厳しいのですが、扱いが簡単で、ワイヤーですから壁際や障害物の多いお庭にはピッタリです。ワイヤー式は壁に刃が当たっても大丈夫ですから、際まで綺麗に切れます。プロの造園屋さんなども、ワイヤーを使うことが多いぐらいです。 ワイヤーの入手などを考えると、マキタとかが良いでしょう。送料込みで7959円とお手頃ですし、コンパクトなのでしまう場所も食いません。この機種なら、消耗品なども、長坂の『伊藤物産』や『Jマート』で頼めます。
広い面積のお手入れにはエンジン式の草刈り機が登場してくる訳ですが、その前に最近出てきた新兵器を御紹介。エンジン式は燃料の準備やお手入れが大変ですが、その問題を一挙解決してきたのが この機種です。お値段は送料込み72765円と張りますが、充電式のプロ向けです。始動の手間もいりませんし、何より音が小さくて、震動が殆ど無い。お隣の様子をうかがいながら、バリバリと草刈りをする必要がありません。一本の充電池で40~50分行けるようなので、十分ではないでしょうか。何しろ、エンジン式はメンテナンスが大変です。一般メーカーは混合燃料を作らなくてはなりませんし、すぐにオイルでべたべたしますし…。始動は大変だし。この充電池式は、そんな心配は無用です。パワーも十分で、ワイヤーでの草刈りもこなしてくれます。
エンジン式では、ちょっと重くなりますが4ストロークエンジンの草刈り機をお薦めしています。なぜなら、お手入れが簡単。燃料も混合しないでレギュラーを使うので、面倒がありません。また、甲高いエンジン音が低めなので耳障りではない…かな。私もホンダの草刈り機を使っています。トルクがあって、プロ向けのワイヤーには必須なのです。 送料込み32950円です。
軽い2ストロークならば、ホームセンターに多く出ていますが、これらは壊れたときは使い捨てになりますので、あまりお薦めしていません。多くの部品がassyとなっていて、修理が出来ないか、部品代で新品が買えるかのどちらかです。長坂の『伊藤物産』等でプロユースの本格的な草刈り機を買った方が良いと思います。
なお、刃は一番重要で、一番安全性を左右します。殆どの方はチップソーという切れ味鋭い物を使っていますが、事故が多いです。刃の先端にあるチップだけが飛ぶことが多く、これが人体に当たると非常に危険です。目に入って失明する人も少なくありません。 必ずゴーグルを着用してくださいね。跳ね飛ばした石などからも眼を守っておかないといけません。
刃は、 この様な草刈り刃と言われる物を最初は使われた方が良いと思います。意外と切れる物です。もしくは、馬力のある草刈り機であれば、プロユースのワイヤー式をお薦めします。これは猛烈に作業効率が良くて、素早く草刈りが可能となります。藪刈りでは、チップソーにかないませんが、普通の草刈りではこれ以上の物はありません。チェーンソーの刃のメーカーで有名なOREGON社のワイヤー式草刈り刃 をお薦めします。刃の代わりにこのアタッチメントを付けて、フレキシブレードという特殊なワイヤーを差し込んで使います。用途に応じて太さを変えることが出来ます。普通のお庭のお手入れには 2.65mmで十分です。芝もこれで綺麗に揃えることが可能です。4mmはかなりの藪も切ってくれます。ただ、金属刃にくらべ、抵抗が大きいので20ccとかの小型機では厳しいです。25cc以上がお薦めです。
私は、ちょっと重いのですが35ccのホンダ製4ストロークエンジンの草刈り機を使っています。お手入れが楽なのと、パワーが有るため、ワイヤーでの草刈りに好適なのです。刃は、オレゴンのジェットフィットアタッチメントにフレキシブレードの4mmと2.65mmを使い分けています。パスタタイプは楽ですが、 私はこのドーナツタイプを使っています。圧倒的に安いので…。ニッパーでパチパチ切るだけですから、簡単です。一巻きあれば、私のように自宅だけでなく使う人間でも2~3年分あります。自宅だけなら、パスタタイプが有れば一年分は持つでしょう。何しろ、早く草刈りが可能なのと、綺麗に仕上がる面では、他の刃の追随を許しません。また、金属刃のように刃が飛んだり欠けたりがなく、安全です。
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