寒くなって参りました。残念ながら、昨日今日は気温が高めで雨なのですが、明日から冷え込み厳しくなるとか…いよいよ本番のようです。
家をプランするときに問題になるのが暖房の手段なんですね。幾つも種類があって、悩ましいところです。
・温水循環 温水ルームヒーターシステム … 灯油を熱源とし、外部に小型ボイラーを設置、そこで暖めた温水を循環し、ファンコイルで温風を吹き出して暖めます。一台のボイラーで4カ所まで設置可能。エアコンのように室内機側で全てコントロールが可能になっており、使い方も簡単。室内機も風を出さないようにして、パネルヒーターのように使うことも可能で、最大出力は大型のFFヒーター以上まで出せる柔軟性も魅力。初期コストも安く、ランニングコストも効率が良いため安い所が魅力です。立ち上がりが早く、強力に暖めますので、別荘などには向いています。FFが各社生産を止める中、主流になり始めているシステムです。
・温水循環 床暖房、パネルヒーター併用システム … 多くは灯油を熱源とし、外にボイラーを設置して、館内各所へ温水を循環させます。風が動かなく、やんわりと暖かいので心地よい空間が得られます。立ち上がりが極めて遅いので、別荘には不向きです。永住向けです。近年はヒートポンプで極めて効率よい熱源機も出ており、ランニングコストを極めて低く抑える方法も出始めています。また、床下に放熱器を置いて床下から暖めるシステムも多くなってきています。設置費用は一番かかるシステムですが、様々な様式に対応でき、柔軟性のある方法です。
・蓄熱暖房機を使う方法 … オルケアでは電気蓄熱暖房機を床下に設置する事が多いです。床も暖かくなりますし、優しい暖かさで、極めて快適な暖房です。かつ、ランニングコストを一番抑えることが可能なうえ、基礎内を暖めますので、水抜き不要なシステムも構築可能です。私の家もこのシステムを使っておりますが、非常に快適で、温度調節も簡単、かつ安全なシステムだと思っています。
今現在、設置が多くなっておりますシステムは上記の三種類です。蓄熱暖房機を使う案件がオルケアでは多くなってきました。灯油がこれだけ高くなってきていることや、補給の心配などが無いことなどが人気の秘密のようです。
いかなる暖房を使えど、家の断熱性能が低ければ、エネルギーを消費する建物になってしまいます。建物の断熱性能は可能な限り上げておくことをお薦めします。
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