実はオルケアの事務所の暖房もヒートポンプ式を使っています。エコキュートや、エアコンに使われるヒートポンプ…いったい何なんでしょうか。ヒートポンプ講座に詳しいことは任せるとして、空気を圧縮したり、膨張したりするときの熱を大気熱と掛け合わせて、効率よく熱移動を行うシステムのようであります。
実は理論自体の歴史は古く100年以上も前にすでに理論的には解っていたことらしい。これが、ここに来てインバーター技術の発達や色々な要素が重なって花開いたようであります。ヒートポンプの機械自体はすでに30年以上前から製造は始まっていて、日本ではエアコンを中心に使われてきたんですね。ですので、技術的にはかなり成熟している様です。
何しろ、1000wの電力から4000w相当ぐらいの熱量を作り出す、魔法のような機械です。実際にオルケアの事務所でも暖房をメインにした熱源機でヒートポンプの物を使っていますが、10kwの出力にも関わらず、月間のランニングコストは数千円の範囲で済み、物凄い省エネを実感しています。(建物の断熱性能もQ=1.3と並外れておりますので、この辺も影響が大きいですが、灯油では同じ熱量を出すのに15000円程度かかる計算になります)
まだ、初期投資が大きいので、その回収には3~5年程度はかかると思います。でも、魅力が十分に出てきたように思いますし、絶対的なエネルギー消費量が少ない機械ですから、CO2削減にも大きく貢献します。エコキュートを含め、今後の検討には不可欠になってきました。
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