ぐいぐい上がるエネルギー関連。今一度、最新の単価に照らし合わせて見ましたら、意外な事が見えてきました。
灯油 1L 122円 1000kcalあたり単価 13.91円
LPG 1立米 450円 1000kcalあたり単価 18.75円
薪 1kg 45円 1000kcalあたり単価 13.42円 (含水率25%で計算)
通常電力1kwh 22円 1000kcalあたり単価 25.58円
深夜電力1kwh 7.5円 1000kcalあたり単価 8.72円
これらの数字には、暖房機その他の熱効率は参入していません。たとえば、灯油ボイラーの一般的な熱効率は80~85%です。薪ストーブは75%です。電気関係は、殆ど100%使えるので、効率よいですね。エコキュートなどは、ヒートポンプのため300%位になってしまうので、圧倒的な低コストでお湯が作れます。(これは昨日のblogを見てください)
意外だったのは薪のエネルギーコストが灯油と変わらなくなってきたことです。これがペレットの場合だと完全に効率が良くなってくる(含水率が低いため)ので、圧倒的に有利になってきます。ここまで、灯油が上がってしまってきましたね。ただ、薪やペレットも生産コストが上がるでしょうから、今の相場のままで行くかどうかは??です。
今現在のベストは、
第一に家全体の熱損失を大幅に低減し、可能な限り少ないエネルギーで保温でき、生活できる家造りを行う。特殊な工法を使わずに、出来るだけ少ない資源と労力で合理的な超高断熱を実現できる方法をとる。
第二に効率の良い機器を導入し、必要な熱などを出来るだけ少ないエネルギーで作れる物を選択する。これは、ヒートポンプが筆頭でしょう。目下、熱効率を100%に近づけるどころか、投入エネルギー以上の熱量を発揮する機械はこれだけです。
第三に建築地の特性を生かし、その土地の自然エネルギーを活用できる家造りを行う。土地の合わせ、生活に合わせ、形状に合わせて陽の入り方や風の通りなどを考え、効率的な生活が実現する事が重要です。これは、プラン売りの建築では不可能なことで、一棟一棟入念に考え抜いてプランニングする事で初めて実現します。これにより、さらに省エネな家造りが可能になります。
第四に生活する人の気遣いで省エネを計る。明かりは最小限に、無駄な明かりは消し、生活するときも陰影のある明かりの中で暮らしませんか?変化があり、落ち着きも出て良いものですよ。無駄を無くす事での省エネは非常に効果的でもあり、重要な点です。
オルケアでは、お施主様お一人お一人の建物の用途や生活、建設地の特性などを十分に考えて、多彩な知識より最適な工法を選択し、ご案内しています。将来の環境のためにも、快適な生活の為にも、綿密なお打合せ無くして出来る物ではありません。是非、お気軽に御相談頂き、私たちのご提案を、比較していただけば幸いです。
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