断熱はしっかりやりたいけど、気密は余り高くすると良くないんではないの??
良く聞く話です。高気密に抵抗感を示されるかたは結構多いですね。私も、実のところ昔はそうだったんです。でも、断熱の勉強を進める上で、ガラリと変わりました。北海道では、独自の公的な資格として『B.I.S.』(断熱施工技術者)という資格を設けています。この資格制度の凄いところは、断熱と気密に関して、非常に理論的に、実際のデータを基にひもといてあるのです。
北海道には『北方建築総合研究所』という非常に大がかりな組織があり、素晴らしい施設も揃っているからこその物だと思います。また、各大学の研究も非常に盛んで、室蘭工業大学の研究室では、教授がNPOを主宰して、次世代の木造省エネ住宅の研究を精力的に進めています。このNPOにはすでに500社を超える中小工務店も参加し、次世代省エネ基準の標準施工書に、このNPOの標準施工書がそのまま使われているほどです。オルケアも、この研究室とは綿密なネットワークを持っており、物件によっては監修を受けたりしています。
ここで勉強していると、断熱性は気密性で成り立っている物だと言うことが良く解ります。気密が無くて、断熱をあげると、すぐさま結露問題が発生してくることも、多くの実例と共に証明されています。
非常に重いファイルですので、ブロードバンドの方以外はお奨めしませんが、北方建築総合研究所で素晴らしいガイドブックを発行していて、PDFで読むことが出来ます。トップページ右下に『北の住まいガイドブック』のバナーがありますので、そこからダウンロードできます。(60MB以上有りますのでご注意)
もっと勉強されたい方は、なんなりとメールでお問い合わせください。詳しい資料などをご紹介いたします。解りやすく、図形を含めたガイドブックも有ります。
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