ここ数日、大きな問題となりつつあるseagateのハードディスク不良問題。一部法人では、導入サーバーの大半にこのHDDが組み込まれていて大問題になった所もあるようです。
どんな問題かというと、HDD本体に組み込まれている制御プログラムに致命的なバグがあり、ハードディスクごと起動不能に陥るようであります。こちらの記事に詳報が出ていますが、かなりの広い製品で問題が起きているようで、昨年後半でHDDを購入したり、PCを新しくされた方は念のため、使われているHDDを確認した方が良さそうですね。今回問題になっているHDDの機種はこちらで公開されています。
メーカーとユーザーフォーラムとでは問題出現時期が異なり、11月頃~ユーザーフォーラムでは問題になっていたようであります。昨年の秋に発売された機種が主のようですので、古い物をお使いの場合には関係ありません。最近HDDを買ったとか、PCを買った方が対象になります。
相当致命的なトラブルですので、SEAGATE製品が入っていた場合には、直ぐ確認した方が良いと思います。WINDOWSだと、コントロールパネルより【パフォーマンスとメンテナンス】を選び【システム】を選びます。そのあと、【ハードウェア】のタブを開くと【デバイスマネージャー】がありますので、開きます。その中の【ディスクドライブ】を開くとHDDのメーカーと品番を確認できます。
ハードディスク業界は価格下落で各社とも青息吐息。この問題でSEAGATEが駄目になると、富士通も東芝へHDD部門の売却報道がありましたから、サムスン・日立HGST・東芝・WesternDigitalの4社になってしまいます。既にSEAGATEは30ドル弱だった株価が4ドル切りそうで、危険水域です。4社の中でヘッドとディスクを自社内製しているのは日立HGSTとWesternDigitalのみ。TDK他の独立ディスクパーツメーカーが忙しくなりそうです。
PCのアキレス腱とも、心臓とも言われるHDD。今回の様な、致命的トラブルはちょっと怖いですね。
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