久々に嬉しい新しい出会いに恵まれました。『夢想仙楽』という麦焼酎ですが、シェリー樽での長期熟成が効いているんでしょうね。香ばしさがあり、非常に丸い味わいに仕上がっている焼酎です。
私もいろいろな焼酎を飲んできていますが、この麦焼酎は超ブランド焼酎の『百年の孤独』より出来は良いのは確かです。『百年の眠り』も目じゃありません。それでいて、4合瓶で2500円強の価格。良心的です。でも、そのうちプレミア価格必至です。この旨さは、ちょっと感動的。今まで、この様な味造りが出来るとは想像も付かなかった蔵なのですが、社長の強い想いが詰まっているのでしょう。一般ルートにも乗せず、宣伝もせずの様です。
私が個人的に好きだった焼酎で『元老院』という物があります。4合で1300円弱程度。芋麦ブレンドでちょっと特殊な焼酎でしたが、価格の割に旨く、バランスが良かったのですが、今回の『夢想仙楽』にはノックアウトされました。熟成を考えると、十分に良心的価格です。
一部では『百年の孤独』は10000円を超えるところもあるようで、既に焼酎の域を超えています。『佐藤の黒』『魔王』『森伊蔵』『伊佐美』『富乃宝山』あたりの芋焼酎有名どころも、半端じゃないお値段がしています。
美味しい焼酎の飲み方があります。まずは前の日もしくは飲む日の朝には、飲む濃さに調整をしておくこと。このときに備前焼などの陶器に入れておくと、味の丸さが全然変わります。暖めるときは、『じょか』というもので暖めつつ飲むこと。これで全然味が変わってきます。これが理想。度数的には15~20度が美味しいと言われています。
なかなか下準備は難しいと思います。その場で水で割るときもお湯で割るときも、容器に先に水なりお湯なりを入れておくことが重要。焼酎は後です。これで全然味が丸くなります。芋でも麦でも米でも一緒です。
この冷え込む冬場、美味しい焼酎でじっくりと過ごしたいですね。
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