サラウンドヘッドホンの凄さ

私、実は映画をヘッドホンで見ることが多くなっています。自宅には、とびきり音のよいセットもあるのですが、子供が寝てからみることの多いお父さんは、大音量、ましてやサラウンドなどで観るわけにいきません。

そこで登場したのが、サラウンドヘッドホン。ワイヤレスで微弱電波式ですから、コードが邪魔になることもありません。上映中（自宅ですが）にトイレに立っても音が切れることはありません。

これが、最近は相当に音質がよい物になっています。同価格帯のサラウンド5.1chセットなど、足元にも及ばぬ音質です。元々、ヘッドホンは音質的には有利な音響製品ですが、サラウンドでは正しく、その性能を存分に発揮できます。
身体に響く音はありませんが、音の方位感はスピーカーでのサラウンドよりも激しく実感できて、臨場感満点です。さらには、吹き替えとの音質の落差も気になるレベルです。

私が使っているのはONKYOの製品ですが、ＳＯＮＹのこの製品も、なかなか好印象でした。二人で観たいときは、ヘッドホンだけ増設できますので、便利です。

最近、3年前のアクション映画で『Knight of the sky』というフランス映画を観たのですが、全編にわたる戦闘機の飛行シーンでの音響だけでも酔いそうでした。幸いにも、我が家はTVが小さいので大丈夫でしたが、大画面だと完璧に酔っていたかもしれません。

話が逸れますが、この『Knight of the sky』は実写にこだわり、フランス空軍がここまで？？と思う協力体制で凄い映像になっています。音速を超える飛行機の世界に飛び込んだような映像が続きますし、ヨーロッパの美しい風景を飛んでいるのが実に綺麗に撮られています。振動の凄い戦闘機でここまで美しい映像を撮った技術も凄いですが、CGに辟易した私には、インパクトが凄まじかったです。ストーリーはどうだって良くなってくる映像の連続です。

八ヶ岳まで来て、ヘッドホンはね…といわずに、お試しください。自宅で、存分に映画を楽しめますよ。