実は、私も結婚以来撮っていませんでした。デジカメ時代になって、なんだか写真に対する考えというか扱いが変わってきて、記念写真という物を考えなくなっていました。
今回、娘の七五三で撮影したのがきっかけなのですが、家族での記念写真という物を初めて撮ってみましたが、良い物だと思いました。プロの方に、アングルを決めてもらい、スタジオで撮影する…ということが、その一瞬の家族を上手く写し撮る事であることを実感してきました。
東京には、優れた写真館がたくさんあって、選り取り見取りですが、八ヶ岳ではなかなか少ないです。中でも、写真というのは撮る方のセンスと技量が大きく出る物で、それによっての印象も随分と違う物です。
今回私たちがお世話になったのは、松本市にある『宮沢写真館』というところです。松本市内では一番古い写真館だそうで、100年を超える歴史があります。初代はロシアで写真技術を持って帰ってこられたそうで、当時では相当にハイカラな新風だったのではないでしょうか。
現在のオーナーはポートレートを得意とされており、元銀行マンだったとは思えないほど、芸術肌の雰囲気。手際よく、素敵なアングルと、雰囲気を創り出して下さいます。全国規模の大きな賞も多数取っておられて、館内には思わず観てしまうポートレートが多く飾られております。スタジオは、そんなに大きな物ではありませんが、家族写真にはちょうど良い感じ。さらに、雰囲気を和ませてくれる照明に、その場の空気造りも上手いです。結構、いろいろなアングルや組み合わせを撮って下さって、シーン数は4つ(家族写真だけで)、カット数は20近くありました。その中より、モニターで選んで作成をしてもらいます。
そんな、手間暇かけた家族写真ですが、七五三で混んでいることもあって、できあがりは12月。かなり入念な仕上げをされることが、この写真館のモットーだそうです。どんな写真が来るのか楽しみです。
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