南アルプスの鳳凰三山の登山口として人気のある『夜叉神峠』(すごい名前ですが…由来はこちらで)へ登る最後の集落が、芦安という温泉のある集落なのです。芦安までは、比較的なだらかなのですが、ここからは一気に険しい林道のような道となって、夜叉神峠へ上がっていきます。
12月13日の新聞記事をみて、素晴らしい事だなぁ…と感動した事が。この芦安にある中学校は、全校生徒数15人しかいないのですが、芦安集落の新聞配達を日課にしているのです。全校生徒で…。半世紀も続く、この伝統。高齢化の進む集落では、本当に素晴らしい伝統ではないでしょうか。
現在人口は400名ほどの集落だそうですが、高齢化が進み、過疎化も進んでいる集落です。この様な所で、毎朝中学生が新聞を届けて回るとは素晴らしい事ですね。一人で20世帯ほどを担当するそうですが、相当な重労働であることも確かでしょう。でも、若い子供が毎日家々を回って新聞と元気を届けるのですから、この上ない事です。
何気なく通過していた集落で、こんなに素晴らしい伝統が続いているとは知りませんでした。生徒数が減る中、なんとかこの伝統だけは引き継いでいて欲しいです。どんどん薄れゆく、ご近所づきあい。八ヶ岳でも例外ではありません。オルケアも、その人と人の橋渡しの出来る様な活動を今後は広げていきたいと思っています。
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