大きな災害時、なにが一番頼れるのか…というのをズッと考えています。オルケアの今までの仕様であれば、一昼夜の停電やエネルギーストップでは、さほど不自由しないと思います。
現在のオルケアの仕様で検証してみました。
照明…これはアウトです。
★照明対策…普段から、懐中電灯やランタンのような物を用意しておきましょう。LEDの物がお薦め。消費電力が少なく、長時間点灯が出来ます。また、エネループのような充電池を活用した方が良いです。満充電からの放電も少なく、普段使うリモコンや色々な物をエネループで使い回していくことで、結構確保されます。単1だけはスペーサーを買っておいた方が良いでしょう。(単2は単3で簡単に代用可能)
暖房…蓄熱暖房機は一晩は十分使い物になると思います。強制放熱(ファン稼働)は出来ませんので、室温は少し低くなりますが、普段の薄着を少し暖かい物にして戴ければ大丈夫ではないでしょうか。ヒートポンプ式は、この部分が弱いです。必要な時にしか熱を造りませんので…。薪ストーブは確かに有効なのですが、もし近くで震災となった場合は余震が怖くて使えなくなる可能性は否めません。
★暖房対策…性能の良い寝袋を幾つか用意しておく。(マットレスから膝掛けまで、色々に使えます)コールマンの3000円クラスで十二分です。カセットボンベを多めに買っておく。カセットコンロはかなりの出力があり、調理に、暖房に使えます。その為には、最低でも1ダース、出来れば2ダースを乾燥した所に保管して、古い物から使う様にしていれば、相当使えると思います。カセットコンロは、別々の場所に2個ぐらい買って置いて良いと思います。太陽光パネルによる暖房も現在考えています。かなり期待できる物の様です。
水…エコキュートや電気温水器の方は、最後はタンク内の水が使えます。460Lはいっているので、他に備蓄しなくても大丈夫でしょう。但し、厳冬期はタンクを凍らせると拙いので3日以上の停電になるときは、機械内を水抜きする必要があり、別途移し替えなくてはなりません。大泉の場合、使用量に対しタンクが大きいので、普通であれば1日間は十分持つはずです。それ以降は、難しいかも知れません。井戸水を使っている方は、停電=断水ですから、エコキュートなどの水を使うか、他から汲んでくるしかありません。
★水対策…エコキュートや電気温水器の方は、取り急ぎ溜め込まなくても大丈夫でしょう。また八ヶ岳は湧水も多いので、そんなにナーバスにならなくても何とかなると思います。折り畳み可能な水タンクは幾つか持っていて損は無いと思います。(10Lはいる物で数百円です)
給湯…これも停電すれば、どんな物もアウトです。ガスボイラーも灯油ボイラーも。
★給湯対策…長時間の停電になりそうなときは、ボイラーの水抜きをお薦めします。今回の地震後の停電でも、多数の凍結事故があったようです。エコキュートや電気温水器は3日以上の停電になったときは水抜きが必要かと思います。(水抜き期間は12月初旬から4月中旬まで)大量のお湯を確保する方法は少々難しいと思います。
インターネット…停電すれば多くはアウトです。
★ネット対策…ADSLであれば、モデムとPCの電源が確保出来れば再開の可能性高いです。PCをiPadのような長時間駆動できるものとし、モデムに1~2万程度のUPSをかませれば、結構な時間使えると思います。使い終わったらUPSのスイッチを切って蓄電池を温存しましょう。ケーブルは期待薄です。WI-FIルーターも携帯の輻輳次第ですので、期待は余りできません。
通信手段…やはり有線電話が一番強そうです。
★通信対策…最強は衛星携帯電話ですが、機械が20万前後、月々5000円以上かかるので、現実的ではありません。最近の有線電話でも、FAX一体や、ワイヤレス型は停電すると使えない物が殆ど。古い物を出してきて、試して見るか、単機能の電話機を1台もっておいて、つなぎ替えて使ってみるかどうか。
災害時には、七輪も心強いアイテムです。田舎暮らしならではですが、こういった物が強いのは間違いありません。また、手回し懐中電灯&携帯充電なども良いと思います。(回し続けるのは相当に大変らしいですが)今回の震災が落ち着いたところで、色々と揃えておくことが重要ではないでしょうか。
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