たまにはレンタカーというのも良いモンです。今回ちょっと用事があって、日産レンタカーにお世話になりました。使ったのはブルーバード シルフィという小型セダンです。本当はティアナに乗りたかったのですが、空きがなく…。大人が3人から4人乗る予定だったので、このようなチョイスになりました。レンタカー屋さんに、大人四人大丈夫??と念押しをしたら『シルフィは見た目より中が広いんですよ。窮屈な思いはしなくて済むと思いますが…』とのこと。
で、実際に乗ってきました。6時間借りて、200kmほど走破。7割がた高速です。残念ながら、乗ったのは広島付近なので、道路状況は参考になりにくいと思います。なぜ、ブログのネタに…と思ったのか、想像以上に良い車であったからです。だって、200万前後、1500~2000ccクラスなので、さほど期待しないじゃないですか。レンタカーのグレードでも、ハッチバックの小型車の上ですし…これがまぁ、驚くほど良かったんです。
まず驚いたのは、車内の広さ。大人四人、全然大丈夫。180cmクラスの人間でも狭くないでしょう。現行のクラウン並のゆとり有りです。前席の足元が少し狭めかも知れませんが、シートを後ろ目にしても、後席は余裕です。そして、トランクもでかい。これまた旧来の表現ですが、ゴルフバックの4本は余裕でしょう。
2000cc+CVTなので、加速は十二分。高速の制限範囲内では、全く問題ありませんし、非常にスムースです。このエクストロニックCVTは他社のCVTと違って非常にリニアな動作と、繊細な制御で、運転者の意志を上手く表現してくれます。普通のCVTはどうも馴染めなかったのですが、このエクストロニックCVTは良い感じです。追い越し車線をリードするペースでも、不満は残りませんでした。
肝心の乗り心地ですが、これも同乗者全員が感心する良さでした。コシがあるというか、芯があるしなやかさで、欧州車を思わせるしっかり感とほどよい柔らかさ。フランス車とドイツ車の中間ぽい味付け。ストロークもしっかりあって、大きな段差とかでもボヨンボヨンしませんし、高速でちょっと出してみても不安やふらつきは全然なし。逆にスピード感が無くて困るほど。(都市高速などでも、ちょっと油断すると100kぐらい出てしまう)シートも、あんこがキッチリ詰まっている感じで、疲れ知らずです。こりゃ、遠出も悪くないぞ…と思いました。
静粛性も素晴らしく、同じ日に我が家の愛車(H17年式のレガシーアウトバック)に乗ると、うるさく感じるほどです。これは、全体の静粛性もさることながら、エンジンの音が見事にまで抑えられている印象でした。高速走行時も風切り音などが見事に抑えられていて静かでした。
ここ最近、親戚のお宅で最新型の日産セレナというファミリーワゴンを運転する機会もありました。こちらも、フル乗車であったにも関わらず、十分な性能を持ち、欧州車を思わせる乗り心地でビックリしました。最近の日産車、予想以上に進化している様に思います。ハイブリットというエポックな物はありませんが、地味に良い物を出してきているのでは??と思う様になりました。
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