八ヶ岳でもプリウスが本当に多くなりました。圧倒的ともいえる割合ではないでしょうか。
イギリスBBCが放送している、車をテーマにしたバラエティー番組『TOPGEAR』では、プリウスを全開運転させて、その後ろをBMW M3を追走させて燃費比較をしていました。このときはBMWの方が10%以上燃費が良かったのです…これは極端な例としても、ガソリン等を燃焼させて走る自動車は、使用環境で大きく燃費が異なってくるのは、多くの方が知らない事実ではないでしょうか。
八ヶ岳での車の利用というのは、市街地に住まわれる殆どの方の生活パターンとは大きな違いがあります。プリウスは、市街地での反復利用を念頭に作られており、暖機運転を避けるために、魔法瓶まで搭載しているほどです。(実際にタイガー魔法瓶の技術で、冷却水を暖かいまま確保する物が搭載されているそうです)これが、八ヶ岳では役に立たないことが多いようで、ディーラーの営業さんに訊くと、『プリウス買ったのに、前に乗っていたカローラと変わんないじゃない!!』って怒られた事もあるそうです。
八ヶ岳の様な、上り下りが多く、片道5~10km位の移動が多い場合は、電気自動車がベストなようです。もしくは、1500cc位の効率の高いエンジンを使った車の方が、燃費が良い場合があるそうです。電気自動車も、三菱のi-MiEVが、電池容量を落として、120万円価格を下げたのを出しています。これだと補助金を得ると188万円。軽乗用車としては高いですが、現実的な価格になってきます。満タンで電気代は220円。メーカーは120kmと言いますが、100kmの走行として、10kmが22円です。ガソリンと比べると、ガソリンが145円/Lぐらいですから、10kmで100円近いです。10kmで70円の差があると仮定すると、10万キロで70万円の差額です。丁度トントンとみるか、もう少し好成績が出るとみるか…。
ところが、これがオール電化住宅となると話が大きく変わってきます。深夜電力料金で、満タンの電気代が100円程度になってしまうので、差額が80万円以上になってきます。十分に元が取れそうです。電気自動車の価格低下に、もっと期待したいところです。
各ご家庭で車の利用環境は大きく違うと思います。その利用環境に合わせた車選びが出来るようにしないと、本当のエコには結びつかないような気がします。ちなみに、私の家で考えると、日常では韮崎付近までの往復、学校までの送迎が大きなウエイトを占めています。こちらは、電気自動車が一番。後は遠出なので、クリーンディーゼルが良さそうです。(日産 エクストレイル・マツダ CX-5、アテンザあたりですね。BMWも3シリーズにディーゼルが出たそうです)
これからの車選びは、色々と難しい要素を組み合わせて考える必要がありそうです。
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