本当にコストパフォーマンスのよい暖房は…

1000kcalあたりの単価で比較してみましょう。なかなか、探したけど見つかりませんので、換算してみました。

LPガス　17円　（立米400円）

灯油　　 11円　（リッター100円）

電気　　 29円　（25円/kwh・一般的な昼間の金額）

電気　　 14円　（12円/kwh・電化上手の深夜の金額）

薪　　　  13円　（一束450円約10kg）

ペレット  10円　（1kg40円）

こうみると電気の価格が随分と上がってきていることがわかります。ただ、これはその物体を燃やした発熱量からの単価でして、実際は熱効率というものが効いてきます。それを勘案して補正してみましょう。

LPガス　18円　（エコジョーズの熱効率95%以上）

灯油　　 12円　（エコフィールの熱効率90%以上）

電気　　 8円　 （ヒートポンプの熱効率は300～500%）

電気　　 4円　（ヒートポンプの熱効率は300～500%）

薪　　　　17円　（薪ストーブの熱効率は75%前後）

ペレット　13円　（ペレットストーブの熱効率は75%前後）

随分と変わるものです。特にヒートポンプの効果は絶大でして、エコキュートなどはもっと高効率で動いていることが多いので、もっと数字はよくなるはずです。（計算は350%で計算）電気代の上昇で、蓄熱式暖房機などが不利になってきている実情も見えてきました。

また、ガスに関しては、一部ガス会社さんでは250～300円/立米での契約もあるようなので、かなり魅力的になってきます。（1000kcalあたり11円前後になります。熱効率補正後）また、太陽熱利用でのシステムではガスボイラーが一歩先をいっているので、さらに魅力が増しますね。1000mの標高制限さえなければ、オルケアでももっと活用したい熱源です。設置機器の価格も安いですし…北海道で急激にガス熱源が多くなっているのも頷ける金額です。

オルケアではヒートポンプ熱源が多くなっていますが、今後はガスを含めた、利用形態やライフスタイルに合った熱源の提案ができるように、日々勉強中です。