オルケア日記

幻の『八ヶ岳市』

大泉村が合併で韮崎市より北の７か町村と合併して２年ちょっとが過ぎました。今は、『北杜市』（ほくとし）になって、山梨県北巨摩郡大泉村…が山梨県北杜市大泉町…となっています。最近、良く聞かれるのが『なんで北杜市なのか？？』ということ。

合併前にはみんなで『八ヶ岳市』になるとばかり思っていました。この方が解りやすいし、知らない人に教えるにも『楽』なんですね。市民の意向も大半が八ヶ岳市だったんですよ。所が、合併前の各町村の首長が集まっての合併協議会の中では、南アルプス側や茅ヶ岳側もあるのに、特定の地名を付けるわけに行かない…という話となって、知らぬ間に『北杜市』なんて名前になちゃった。

いやぁ、未だに違和感があります。まだ、おなじ『ほくと』とよむなら『北斗』の方が教えやすいのに…でも、この名前は北海道に出来たそうで。

来年には始めて越県でご当地ナンバー『富士山』ナンバーが発行される事になったそうです。残念ながら、『八ヶ岳』ナンバーは幻の『八ヶ岳市』と同じく、私の中の空想で終わりそうです。

阪神震災から１２年。

１２年前の今日、私は広島で大きな揺れを感じました。寝相の悪い私はベットの端っこに寝ていて、大きく鋭い横揺れで振り落とされた記憶があります。

早い物であれから１２年。そのころの私はソムリエを生業にしていましたので、建築については素人でした。今では、ガッチリ業界に入り込んで、それなりの目線で建物を観察するようになりました。先日、神戸に行ったときに建築現場を幾つか覗き見したんですが、既に教訓が薄れつつあるのでは…と思えるような問題事項を幾つか見てきました。金物の取付が指定通りになされていない等。（格好だけ付いていて、釘が打ち込まれてないとか…）

オルケアの『すまいの学校』でも記述が進んでいますが、あの震災以降、建物への法律は大きく変化しました。建築側とすれば、デザインへ大きく制約が課せられた法改正です。しかし、八ヶ岳ではその法律の審査が無い事を良いことに、相変わらずの施工が一部ではなされているのを見かけます。悪いことに、そういった建物の方が格好良くて魅力的なんですね。大胆な空間構成や大開口などがとれて…。

オルケアでは、新たな金物工法という手法で、通常の在来工法では不可能になった部分をかなり改善し、魅力有る建築へ一歩踏み出していると考えています。オルケア㈱ビジターズセンターはその金物工法の真骨頂を実現するべく、大胆な空間と、大開口を両立しています。こればかりは、実物を見て頂き、実感して欲しい部分です。

このほかにも、この十二年で様々な物が大きく変化しました。断熱の考え方、シックハウスなどの有害放出物質への考え方、サッシや床材などの建材市況、新素材の出現等々。本当に建築も大きく変化した十二年です。建築にはBESTという答えはありません。耐震性・断熱性を考えれば、窓なんか付けるべきじゃない訳で…。デザイン・要望・法規・強度・機能などの多くのファクターのバランスを取り合うコンダクターとして、オルケアは日々研究と検討を繰り返し、よりベターなご提案と、少しでも確実性のある強度確保の為の工法や設計を取り入れています。

オルケアは日々様々な情報を収集し、研修にも参加し、最新の情報と知識を蓄えています。お客様と、じっくりお話ししながら、最適な建物のご提案を第一に、今後も頑張っていきます。

明けましておめでとうございます。

2007年 あけましておめでとうございます。

どうぞ、本年も宜しくお願い申し上げます。

皆様にとっても素晴らしい一年になりますように。

私も、もっと密度ある情報がご提供できるように頑張らせて頂きます。そしてオルケア（株）も八ヶ岳における高原生活がさらに『楽』になるように努力して参ります。

この時期の角上魚類は真っ赤です。

年末、買い出しを兼ねて角上へ行かれる方もいらっしゃると思いますが、この時期は特別体制で、おいてある物はマグロとカニ。普通の物は殆ど無いと思ってください。

しかも、半端じゃない人出で、駐車場に入るのも大変かと…

ここの魅力は、普段の時に生きの良い天然ヒラメ一尾をさばいて貰って帰る…こういった使い方が嬉しいですよね。

年末年始、慌ただしいですが、どうぞ事故のない様にお過ごしください。

深夜のパノラマの湯…

最近、忙しくてお風呂に入る暇が無いんですね。疲れの方が先に来てしまって、帰宅するとそのまま寝ちゃう…週の内２日ぐらいは晩ご飯も食べずに寝ちゃうことがあります。最悪の生活パターンなのですが、昨日は寒い中での外仕事＋疲れ絶頂で、身体を温めようと21:30の締め切り直前にパノラマの湯に入ってきました。久々のお風呂だったのですが…う～ん、やっぱりだんだん汚くなってないかなぁ…。

私のような汚いのも使う公衆浴場なので、汚れるでしょうけど、どうもお掃除にアラが見える様な気がします。指定管理者制度になって、営業時間が延びて良かったんですが、どうも清潔感に乏しくなっている様な気がしてなりません。

でも、あの時間の温泉は落ち着いていて、なんだかのんびりしてしまいます。久々にゆっくり…と思ったら湯船で寝てました(-_-)。しかも自分のイビキで目が覚める大失態。ちょっとお恥ずかしい。

遅くにお風呂でしっかり暖まって、スコンと寝る。贅沢ですね。

マナーを守って、じっくりとお風呂に入って、高原生活をもっと豊かに過ごしましょうね。

今度は、久々に韮崎の旭温泉で身体を軽くしたいと思っています。

年末に向け慌ただしくなってきました。

オルケアも年末に向けての営業日が一週間を切りました。色々と慌ただしくなってきています。業者さんたちも慌ただしいようで、お願いしても『今年中は無理…』とか『年内パンパン』と言うせりふを多く聞くようになってきました。

年末に向けて、色々と慌ただしいですが、皆様も事故のない様に、気をつけてお過ごしください。

冬の実験。暖房を完全に切って１４度。

今日は定休日なので、事務所は誰もいません。社長も出張なので、休日出勤も無いだろうと、明け方タイマーで運転（４時頃から８時頃まで）していたのを切ってみました。

朝方、書類を取りに事務所にはいるとほんわか暖かい… 外気はマイナス６度です。内部には熱源らしい物は115Lの小さな冷蔵庫ぐらい。ＰＣも全電源切れているので、コピー機の待機程度でしょうか。（熱源にもならんと思います）これなら、結構行けそうな塩梅です。いやいや、なかなかの性能だわい…とひとり事務所でにやにやしている私です(^_^;)。

外気はピンと張りつめた冷たさ。野辺山はマイナス10度を下回ったようです。屋根は全面霜。これなら、ちょっとした熱源があれば、かなり保温されますね。思いがけない建物性能で驚きです。

当然ですが、24h換気は回りっぱなしです。

スタッドレスへ換装。

オルケアの各車は本日タイヤ交換をしました。軽トラは一年中スタッドレスを履きっぱなし。丁度、ほぼ坊主になるんです。新しいタイヤを履いたら凄く乗り心地が良くて、気持ちよかったです。

他の車は、昨年残っていたスタッドレスへ交換。交換は近くの整備工場で道具を借りて、セルフ作業です。偶には車の様子を見ることを兼ねて、手をかけてあげなくてはね。

やっぱり、車重の重い車や重心の高い車は色々と消耗が速いですね。オルケアの社有車ではエスティマが横綱級なのですが、そんなに距離乗っていないのにタイヤも減っていますし、リアのブレーキパッドが随分と少なくなっていて驚きました。（一年しか経っていないのに…）しかも、タイヤは重くて大変なのであります。軽トラや軽乗用車のタイヤなんてヒョイヒョイと片手で持って歩けるんですが、今日も車に乗せるときにガラスの腰にヒビがいきかけましたヨ。

…と色々と考えながらの交換をしてきました。これで、雪の不意打ちも大丈夫。今日も南アルプスや八ヶ岳の上の方は雪が舞ってましたね。いよいよ冬支度です。

地元の自動車工場の社長さんが言ってましたが、新しいブリジストンは良いよぉ…とのこと。性能が良いのかと思いきや値段が良いんだそうで。ノーマルは音以外ではなかなか実感できませんが、スタッドレスは性能差を結構感じますからね…微妙だなぁ。オルケアの車は、お客様をご案内する車は良い物を付けていますが、現場巡回用の軽トラは韓国製の一番安いやつ。軽トラは車重も軽いですから、滑ったってしれてます。

オルケアの倉庫には、去年買った除雪機もスタンバイしています。これも、ちょっと試運転して、出動に備えなくてはなりません。去年は全く出動の機会が無かったんですが、今年は活躍するかどうか…。あんまり活動しても困りますけどね。

暖房屋さんもびっくりの高性能。

八ヶ岳もすっかり冷え込むようになってきました。オルケアの新事務所は朝日がちょっと遅れて差し込んでくるので、７時半頃では写真の様な状況です。むちゃくちゃ寒そうですが、実は氷点下２度ぐらいの時に撮影。（11/9の朝）

この日は、二日間全く熱源無しの状態で、建物がすっかり冷え込んでしまいました。前日（11/8）の夕方に事務所へ入ったら１３度。で、この写真を撮って事務所に入ってみれば１２度でした。外気は氷点下です。慌てて暖房を運転させました。

日中には２３度ぐらいまで上がって、普段通りの温度に戻ったんですが、テストも兼ねて、深夜１時から朝の９時までタイマー運転をかけてみました。すると、まぁ…朝の暖かいこと。全館の気温が21度位を維持しています。

真ん中のホールは、ペアガラスで造作建具のため、気密が劣る為、断熱性能に関しては期待していなかったのですが、暖かくなっていて驚きました。（両側の部屋との建具と壁は完璧に断熱施工していますので、真ん中の部屋は隔離されたような状態にしています）

湯温もチョイ低め設定で45度で運転させていますので、ヒートポンプの効率も良いはずです。明朝にかけても、深夜に運転をさせて、様子を見てみようと思っています。

心配したヒートポンプの暖房機ですが、今のところ音も比較的静かで、寝室の近くに設置をしなければ、全く問題無いでしょう。周囲への配慮も心配なさそうです。エアコンの室外機と比べれば、かなり静かです。今年いっぱい、注意深く観察して、コストや様々な面で、実用になるのか…検証していきます。

先ほど、暖房設備専門の職人さんが来て、

『暖房よく効いてるねぇ～』

『朝から入れてませんよ～』

『えっ?!』（絶句）

と、ものすごく驚いていました。やはり、断熱性能は素晴らしいようです。お部屋の空気もクリーンですし、動作音も有りませんし、温度変化が無く、さらに部屋ごとの温度差もありません。これは、本当に快適です。正直なところ、家に帰りたくない…ほどです。

TOTOの最新商品を見てきました。

火曜日は臨時休業して、TOTOさんの最新商品をじっくりと見てきました。色々とおもしろい物を見ることが出来、私たちのご提案の幅も広がったと思います。

今年に入っての新機軸は、２坪スペースの洗面＋浴室のセットで、浴室をチョイ広めに取った提案が有りました。一坪サイズのユニットバスでは、なかなか超ワイドバスの採用はスペース的に困難だったんですが、洗面のデッドスペースを無くし、チョイ浴室に振ることで、浴室のスペースを稼ぎ出す。（洗面0.8坪、浴室1.2坪って感じです）そして、ワイドバスを入れよう…といった製品です。基礎のサイズから変更しなくてはなりませんので、建築プラン時からの導入が必要ですが、なかなか面白い提案に感じました。ワイドバスは、大人二人が横に並んで入ることの出来るかなり大きな浴槽です。

そうそう、ユニットバスでもテラス窓を付けて、デッキとの出入りなどが出来る製品が増えましたね。八ヶ岳の様な寒冷地では、保温の面や将来への事を考えると、ユニットバスをお奨めするわけですが、どうしても開口に制限があって、床から天井までの様なテラス窓の設置は難しかったのですが、それが出来るようになってきました。後は木質系の壁天井が出来ると良いのですが…TOTOではありませんが、実は大手メーカー製品で出来るんです。この冬の施工物件で施工入りますので、楽しみです。本当にリアルな板貼りなんですよ。（実際は、木を樹脂と一緒に圧縮加工した物のようです。なので、普通のユニットとお手入れは変わりません）

このほかにも、奥行きの狭いフラット対面キッチンなど、今までに無い製品が出ていました。やはり、カウンタースツールでのフラット対面は需要が少ないんですね。最終的にはダイニングテーブルをくっつけての展開が多いようです。キッチンは、ここ最近はフルスライド型が一般的になりましたが、金物の性能が物を言う部分です。十分吟味して比較されることをお奨めします。

このほかにも、色々と勉強してきました。建築をお考えの方や、風呂が寒い方はご相談ください。色々とお答えが出来ると思います。