廃港か?と言われた『信州まつもと空港』ですが、FDA(フジ・ドリーム・エアライン)の搭乗で、再び活気を取り戻してきました。水曜日の夕方の便に乗りましたが、7割程度の入りでしょうか。結構乗っていました。
松本空港は、搭乗口自体が一つしかない小さな空港ですので、動線も短く、とてもコンパクトです。なので、移動などに迷いはありません。手続きもスムース。
機体は、ど派手着色で話題のエンブラエル170型。リージョナルジェットと言われる、超小型旅客機のヒット作です。離陸最大重量が30t余りという軽量さにびっくり。乗った瞬間から『軽い』と感じます。例えが悪いですが、クラウンからゴーカートに乗り換えた感じ。音響設備や、座席のAV設備なども無く、本当に簡素な感じです。色調は明るく、狭い感覚は感じません。ただ、窓側席の頭上は狭く、小柄な方でも立ち上がるとぶつけます。座ったままで、ライトのスイッチなどが届く距離です。
CAさんは2名。乗客もせいぜい70名Maxですので、十分でしょう。若い方が多かったです。一生懸命頑張っていらっしゃるのがよく解ります。
小型機の中では座席は広い方でしょうが、前席との感覚は狭めです。シートの色がライトグレーで、圧迫感こそありませんが、私のように肥満で大柄(身長180cm)では足を組むことが出来ませんでした。シートを倒すのも遠慮してしまいます。ま、1時間のフライトなので、許容範囲でしょうか。
シートピッチと窓間隔があっていないのは、普通なのですが、通常の旅客機より窓間隔が広く感じました。その為、アタリが悪いと、窓側なのに全く壁のシートが時々あります。子供連れなどは要注意です。
機内サービスは、静岡茶をメインに、カルディの珈琲などが提供されます。親指の頭ほどのかわいらしいマドレーヌ(シャトレーゼのプロモーションらしい)も配られます。震災の影響でミネラルウォーターは休止中でした。あとで、飴の配布もありました。
そうこうしていれば、すぐに下降を始め、着陸となります。
軽い機体なので、挙動も軽いです。その為風の影響を受けやすいのか揺れやすいと感じました。また、挙動も軽いので、結構動きがハッキリ解ります。酔いやすい人は苦手な機体だと思います。小型機ですので、仕方ないと言えばそうなんですが…我が家ではこの部分が一番ネックになりそうです。
一番心配だったのは、弱小航空会社の場合、駐機スポットが冷遇されるのでは??と言うこと。所が今回は、行きも帰りもほぼ真ん中のスポットで歩く距離も短かったです。日航とコードシェアしている恩恵でしょうか。
搭乗率は思ったより高い感じを受けましたが、往復で一番割引の高い物を使って32000円というのは家族では厳しい線かも知れません。(55日以前の予約が必要)もう少し、宿泊とセットにして割安感のあるパック設定などが出てきても良さそうに思います。
八ヶ岳からだと、小淵沢から高速で40分。搭乗に20分。機内が70分。合計2時間強で福岡とはありがたいというか、便利です。なんだか、本当にあっという間でした。
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