なんだか、未だに暖かい家というのが感覚的なところで動いているようであります。エネルギーを投入すれば、どのような家でもある程度は暖くすることは不可能ではありません。冬場の日中でも陽光が燦々と入ってくるプランにすれば、暖房だって不要な時間帯もあるでしょう。
でも、あまりに感覚的に過ぎないでしょうか。今の建築では、相当正確にその家の断熱性能を数値化出来ます。その数値は、断熱材を何mm入れたからとて決まる物ではありません。家の形状や、窓の仕様等々多くの要因が複雑に絡んできます。現在ではパソコンの性能が進化し、パソコンでも算出が出来るようになりました。ほぼ正確に、その建物を一定温度に保つのに必要エネルギー量が計算できます。そうすれば、生活する上でのコストの目安にもなりますし、家の性能をしっかりと捕らえることが出来ます。
Q値・C値だけでなく、エネルギーコストまで把握が出来、提案出来て初めて、本当に暖かい家かどうかが言えると思っています。比較をするときに、感覚的な言葉に惑わされないようにしたい物です。
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