八ヶ岳は、北海道札幌郊外並の冬の厳しさがあります。なぜか、次世代省エネルギーの地域区分はⅢ地域指定とかなり温暖なエリアに指定されています。(小淵沢・明野を除く)
オルケアでは、プランにもよりますが、基本的にⅠ地域での次世代省エネ目標をクリアする性能を有す性能を持たせています。断熱性能は勿論、気密性能は大きく上回る性能を持たせてあります。そのため、断熱性能を十二分に発揮させる事が出来、快適な住空間を実現しています。幾ら断熱性能が優れた設計になっていても、気密が悪ければ、漏気での熱損失でどんどん熱が逃げてしまいます。(Ⅱ地域以下の次世代省エネ基準のC=5では全く持って不十分と言うのが、様々な実証実験でも立証されています)
性能を出すためには、サッシの性能が非常に大きく影響してきます。通常のペアガラスサッシでは不十分な性能となりがちで、結露の問題も出やすくなります。大きく解決するためには木製サッシが登場していたのですが、メンテナンスや使い勝手(開閉方法が普通のサッシと大きく異なることが多い)、価格などもあって、普及が進んでいませんでした。
特にオルケアの建築プランでは、大きな窓が多く、ガラス面積が多いので、サッシの性能が、建物性能に直結することが多くあります。
一方で、以前は枠が大きすぎたり、色目のバリエーションが無かったり、価格が割に合わなかったりで、採用に至らなかった樹脂サッシが、一気に普及してきました。今まで、ネガティブだったところが、年々改良され、政府の省エネ政策の後押しもあって、一気に押し寄せてきています。
強度の問題もあって、アルミ枠ほど細くはないですが、枠の太さも改良が進んできています。また、色目も増え、木目調も良く出来ている物が多くなりました。価格は、現在オルケアでは、アルミ枠と遜色ない物となっており、高性能ペアガラス(Low-e+アルゴンガス入)の価格差を考えると逆に割安感さえ感じるほどです。
性能も、木製トリプルガラスと比べても遜色なく、十分な物を持ってくるようになりました。多彩なサイズ、開閉方法、組合せを持っているので、色々なプランに柔軟に対応してくれます。残念ながら、枠の厚みの違いなどで、アルミ枠のレールを使うことが出来ず、リフォーム対応は大変なのですが、新築には、樹脂サッシの時代が本格的に来たのかな…と思うようになりました。
※八ヶ岳での気候を前提にお話ししています。甲府盆地などの平地では、夏の暑さでの伸縮が激しく、調整を要する事例もあるようです。
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