昨日の鼓童公演は、おかげさまで満員を通り越した大入りとなり、大喝采で終演することが出来ました。本当に有り難うございました。
今回は『鼓童』の中でもベテランメンバーが揃い、前夜の宿舎では色々と興味深いお話をお聞きしました。
『緊張とかされないんですか』
『緊張するのは練習不足の証と思っています。徹底的に叩き込んで身体が動くようになれば、緊張どころか、勝手に動くんですよ。観てもらいたくて、ウズウズしちゃう位ですよ。』
『だから指揮者無しでも、あそこまで完璧な演奏が出来るのですね』
『クラシックって、譜面渡されて、数日で演奏できるじゃないですか。僕たちには無理なんですね。身体で演奏しているから…』
…いやぁ、凄い事だと思います。驚きました。大泉に宿泊中も、ちょっとウォームアップに…といいながらも、大泉駅から八ヶ岳クラブまで軽~く走ってきたり…。体力のすごさにも圧倒されます。延命の湯に一緒に行ったのですが、とても一緒に裸などになれませんでした。(体脂肪率数パーセントvs30%ですからね!!)
ベテランならではのテクニカルな演目もあって、滅多に見れない物も有りましたね。あの、JANG-WARAは、ベテランメンバーならではの楽しい演目でしたし、二人での大太鼓は、鼓童マニアなら判る、『巴』という曲をミックスした非常に凝った内容の素晴らしい演目でした。非常にテクニカルでありながら、パワーを要求される難しい内容だったと思います。あっという間の十数分の演奏でしたね。
昨年も来ていた高橋勅雄(たかはし ときお)君が大きく成長し、大先輩に挟まれて堂々たる屋台囃子を演じていました。二枚の皮の向こうまで打ち抜く、屋台囃子が見れました。鼓童で一番の締太鼓打ちじゃないかと思う、阿部さんの締太鼓のソロも良かったです。(勅雄くんとのデュエットも見事)
来年は、30周年で甲府にフル編成が来ます。この公演は、フル編成としては異例の小ホール公演となり、非常にプレミアムな公演になりそうです。間近に、フル編成の素晴らしい公演を観るチャンスになります。フル編成の公演は、今回の小編成とは異なり、マイクもMCも一切無し。言葉は唄意外には一切ありません。余計な音も一切無し。一つの流れの中で、次々と演目が演ぜられるのは、静寂と迫力のコントラストが際だち、素晴らしい内容です。
このほかにも、小編成で北杜市内での公演が、また出来る様に頑張りたいと思います。(来年はオルケア主催でやるとの噂もあります)少しでも多くの方々に、世界で認められた、世界でトップに君臨する演奏を聴いて戴ければと思っています。
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