タングステン鋼ではございません。ダマスカス鋼です。
私も実物を拝んだことは無いのですが、不思議な木目のような紋様がある金属のようで、非常に強固な刃物に適した金属だそうです。インド方面で、門外不出の製法で作られていたそうで、作り方は謎のようです。近年、再現されたと思っていたら、ドイツで炭素の配列が違うとかで、完全に復元された物では無いらしい…と話題の尽きない金属のようです。
なんだか、窯変天目茶碗(製法不明の中国のお茶碗。なぜか現存する4点が総て日本にある。3点が国宝、1点が重文)みたいなお話ですね。
そんな金属を模した物を製作し、話題を呼んでいる会社が新潟の燕にあります。広一化学工業さんという、金属の表面加工を専門にする会社ですが、ダマスカス鋼の表情を生かしたアクセサリ作りをしています。ドッグタグなども作っているようですので、人が持っていない物を探している方には良いのでは無いでしょうか。
日本刀にも紋様が浮かんだ物がありますが、今回のダマスカス鋼はハッキリとした白黒紋様が何とも言えない風合いを醸し出しています。世の中、まだまだ不思議な物が多いですね。
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