八ヶ岳は相変わらずテレビの受信状況に余り恵まれていません。
地上デジタル放送の受信に期待されるところなのですが、山梨県は未だに坊ヶ峯という、境川PA付近の丘からの発信のみなのです。大泉でも標高の低いエリア(1000m以下で西より)では受信可能ですが、上がってくると茅ヶ岳が陰になって受信できないのです。
ところが、朗報がありまして、韮崎の穴山へ地デジ中継局が出来ることになりました。これで受信が可能になる可能性が大きくなりました。来年2008年中の開局予定となっています。いよいよデジタル放送が高画質で楽しめるようになるのでしょうか。期待が集まります。今現在の一般地上波の場合、穴山局の物が一番良くはいるので、大丈夫ではないかと思っています。地上波に比べ、飛びが良い電波ですので、良くなると思います。
ただし、山梨はNHKの総合と教育。TBS系のUTYと日本テレビ系のYBSの4chしかありません。ですから、東京のつもりでいるとみれない番組が沢山有ると思います。
殆どのお宅では、CATVが入っていると思います。北杜市営で、元々は農業情報提供用のCATVです。ウルグアイラウンド緊急対策事業としての一環らしく、国から補助金を得て整備した物で、光ファイバーでの配信になっていません。その為、ハイビジョン放送の配信が構造的に出来ないようで、市の方でも検討をしているようですが、結局は総取り替えのようになってしうらしいです。ですから、CATVでのハイビジョン配信はしばらく期待できません。
現在、大泉でハイビジョンを確実に楽しむには、BSデジタルしかありません。地デジを上回る情報量で、現在一般的に視聴できる最高画質が楽しめます。地デジが加われば、楽しめる番組は増えると思いますが…
一方で、デジタル化したとたんにコピーアットワンスに悩まされます。これは、一種のコピーガードで、全くと言って良いほど解除不能なコピーガードとなっています。現状、普通のPCなどではコピーが不可能になっています。(レンタルDVDや販売されているDVDの大半はPCで比較的簡単にコピーができます)DVDレコーダーに番組を取っても、DVDディスクへはコピーが出来ず移動しか出来ません。DVDへ焼くと、本体内のハードディスクへはデータが残らないようになっています。しかも、特殊なDVDディスクへ特殊な方式で焼くために、普通のDVDプレーヤーでは再生が出来ないという不便さもあります。我が家でも、大量に撮り貯めていますが、残念ながら車では見ることが出来ず、大変不便な思いをしています。
今日のニュースで、コピーアットワンスを9回までコピーをOKとすることで、総務省がGOを出したようですね。かなり緩和されますが、相変わらずCPRM対応メディアしか使えず、普通のプレーヤーでは見れない…というジレンマまでは解消されないようです。でも、コピーが幾つか可能になったのは良かったです。
気をつけなくてはならないのは、基本的に今の機械は新しい9回までOKには対応しない事です。来年には9回コピーに対応した機種が出てくるので、それまでは待つべきです。ファームウェアの書き換えで対応する…と公表したメーカーも今のところはありません。対応機種の登場までしばらく待ちですね。
しかし、ライブ放送やドキュメンタリーなどの保存性の要求される放送がほぼ皆無となった、今の日本の放送内容を考えるとコピーアットワンスの必要性はどこまで有るのでしょうか?甚だ疑問な今日この頃です。
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