最近の欧州車を見ていて『ぉおっと!!』と思うこと有りませんか?
現在発売されているフォルクスワーゲン(VW)のラインナップを見ると、殆ど1200cc~1400ccです。一番大きくても2000ccですね。ゴルフの一般グレードでは1400cc以下ばかりです。車体はかなり大きいのに、走るンかいな??と不安になるほどです。もちろんですが、ターボ(過給器)が付いているので3000cc以上のパワーと能力は持ち合わせています。
ビックリしたのは、最近出てきたフォードのエクスプローラーです。フルサイズSUVとして、ランドクルーザー以上の大きさを誇るビッグなクルマです。全長5m以上、高さも2m、幅は1.8m以上で車重は2tを遙かに超えます。これが、なんと2000ccで出てきました。最初はホンマかいな??と思って見ていたのですが、エンジンスペックを見て納得。今まで売られているV6エンジンよりパワーもトルクもあって、超低回転から強大なトルクがフラットに出ています。
これらは、皆燃費のためのダウンサイジングになっています。排気量を落とし、精密な燃焼制御と加給制御を加え、燃費を飛躍的に向上させるという様になっています。いずれのクルマも、今までより20~40%も燃費効率を上げています。欧米では、燃費以外にCo2の排出量の表示も義務化になっており、この量の少なさも重要なポイントです。その数値を良い物にするには、小排気量化で行くのが良いようです。
ストップアンドゴーの少ない八ヶ岳では、欧米と似たような運転環境ですから、この小排気量化のクルマたちが有利に働いてくると思います。BMWも2000ccターボを主軸にしてきていますし、メルセデスも少し前からターボかスーパーチャージャーを入れています。あの、超高級車のベントレーも昨年末に12気筒から8気筒にし、6000ccから4000ccにダウンサイズ。500馬力を優に超えるパワーを保たせつつ、40%もCo2排出を減らしているそうです。
日本はハイブリット全開ですが、八ヶ岳での環境で十分にその性能が発揮されるかどうかは微妙です。マツダから出てきた新ディーゼル(日産、三菱からも出ています)や、このような小排気量・高トルクのエンジンなどの実績を集めてみたいと思います。
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