笹子トンネルが完全復旧して、残るは完全に同時期施工、同工法でしかも長さは倍の恵那山下りでした。
天井板撤去が決まったようで、本年度中に撤去の方針で関係機関との調整に入ったようです。なんと言いましても、長さが8.5キロもありますから、撤去だけでも大工事です。約一ヶ月との見込みのようですが、大丈夫でしょうか。
ただし、驚いたことに『対面通行』は実施せず、全面通行止めで対応するとのこと…つまり下り線は工事期間中は通れないと言うことのようです。確かに、笹子でも対面通行時に事故が多発、上り側には待避帯がなく、故障車の処理にも困った様です。これが、倍以上の長さの恵那山では…大変な事になろうかと言うのは容易に想像出来ます。今回天井板を外す下り線は10年近く対面通行で使われてきた為に、両方に待避帯がありますが、新しい上り側にはそのような設備はありません…。
実は恵那山トンネルは、迂回路が無い部分として有名でして、地図上迂回路に見える256号線は、酷道といわれるほど厳しい道であります。車両火災通行止めで2回ほどアタックしましたが、交通量は殆ど無いのに2時間以上かかりました。離合が困難な所も多く、通過は現実的ではありません。19号を迂回するしかないと思われるのですが、大丈夫でしょうか…
一つは伊那ICで降り、権兵衛峠道路を経由し19号へ出て中津川へ向かうルートでしょうか。これは、雪道時でない限りは比較的スムースに走れますが、一般道の距離が長くなります。
もう一つは、飯田山本ICで降り、153号線で根羽村や稲武町を経由して、豊田松平ICへでるルートでしょうか。
いずれのルートも2時間以上かかりそうで、迂回といえるのか…という感じです。1ヶ月も通行止めとなれば、影響は相当に大きいのではないでしょうか。これには驚きました。
もし通行止めとなれば、八ヶ岳から、名古屋方面へ出るのには鉄道利用が一番良いと思われます。どうしても車で…となりますと、夜7時以降で153号通過(夜になると車が少なく、とてもスムースな国道です)か、新東名経由が現実的になるでしょうか。(52号線との接続が良好になっております)
気になるのは、東京から中京・関西・四国・中国・九州方面へ多数走っている高速バスがどのようなルートを取るのでしょうか。まさか迂回ルートで19号なんて事はないと思うのですが…
工事時期ですが、どうも5月の連休後になるようです。6月の梅雨時期の工事でしょうか。釣りシーズンに当たらなくて良かった…と一安心しています。
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